大気拡散シミュレーションシステム「かくさんすけっと」
1時間ごとの風向や風速などの気象データやにおい・悪臭(臭気)測定結果を自動収集します。収集したデータはデータベース化し、臭気拡散シミュレーションに使用したり、帳票出力などに利用します。
監視範囲内の工場やごみ焼却施設などにおい・悪臭(臭気)が放出される放出源の情報をデータベース化し、臭気拡散シミュレーションに使用したり、帳票出力などに利用します。
建物の影響を考慮できる経済産業省「低煙源工場拡散モデル」および環境省「臭気指数第2号規制基準」に準拠したシミュレーションデータをリアルタイムで自動作成・実行・データベース化します。
最新の臭気拡散分布のシミュレーション結果を地図情報と合成し、ビジュアル表示します。また、あらかじめ設定した環境基準制限値をシミュレーション結果や収集データの値が超えた場合は、表示サイトにアラームを配信します。
臭気測定結果と臭気拡散シミュレーションで、臭気発生源の特定と周辺環境へ及ぼす影響を推測できます。
臭気拡散シミュレーションシステム構成イメージ例
工場などのにおい・悪臭(臭気)拡散状況をリアルタイムで把握し、臭気苦情対策の事前検討のための予測シミュレーションに利用することによって、住民苦情があったときの迅速な対策などに役立ちます。
臭気対策方法の効果をシミュレーションで検討し、複数の臭気対策方法の費用対効果を定量的、視覚的に分析・比較できるようになるため、最適な方法を選択できるようになります。
また、行政や周辺住民との臭気環境情報の共有と安全確認(リスクコミュニケーション)を図る際にも役立ちます。