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Hitachi

サービスの概要

受変電設備の一つであるガス絶縁開閉装置を点検するための課題は、機器を停止した状態をつくらなければならないことです。一方で、設備を停電させると、操業停止や仮設電源による一部設備の運転が必要など、なかなか点検に踏み切れないケースも散見されます。
そこで、当社では、無停電、無開放状態で内部診断が可能なX線診断サービスを提案しています。事業を継続しつつ、停電を伴わない状態で、機器の健全性を診断することで、重大事故の未然防止に貢献します。

課題 以下のような心配はありませんか?

解決 X線を活用した点検と画像診断技術でGIS内部の健全性を確認

GIS: Gas Insulated Switchgear (ガス絶縁開閉装置)
DS:Disconnecting Switch (断路器)

特長

「無停電」「無開放状態」で点検

ガス絶縁開閉装置の遮断部、可動部、固定部、締め付けボルトなどの内部の状態を、「無停電」「無開放」で確認することができます。*

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撮影箇所によって、事前調査が必要です。また、タンクに3相分の導体が配置される三相一括型GISや、タンクが大口径の機種は、撮影できない場合があります。

正確な点検を支援する画像処理技術を活用

点検時に撮影した画像を段階的に濃淡補正することで、鮮明かつ詳細なデータが収集できます。

点検コストを低減

無開放かつ充電中でもX線撮影が可能。点検期間に機器(電源)を停止する必要がなく、また、機器を分解する作業がないので、点検コストの低減が図れます。

重大事故の未然防止に貢献

定期的な診断で、装置の稼働状況のトレンドを監視できます。ボルトの緩み、主接触子の挿入寸法不足なども早期に発見することができるため、重大事故の未然防止に役立ちます。

X線診断画像の実例

遮断器内部(遮断部)

遮断器内部(ボルト部)