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Hitachi

概要

当社では、受変電設備へのサービスの品質の向上を図るため、「サービス体制」と「人財の育成」の両面で取り組んでいます。
サービス体制では、茨城県日立市にある当社の国分別館に保守部品センタを配置。トラブル発生時のダウンタイムを最小限にとどめるために、同市にある本社遠隔監視・支援センタで、24時間365日、設備を監視するサービスを提供しています。不具合の予兆を検知したり、トラブル発生時には迅速に対応する体制を整えています。また、人財の育成では、「サービスの品質向上のためには人財が最重要」いう考えのもと、国分別館内にトレーニングスクールを設置し、新たなメンテナンス技術習得や長年培ってきた技能の伝承に力を注ぎ、保守サービスを支えるフィールドエンジニアを育成しています。

サービス体制

保守部品センタ

当社の国分別館に配置した保守部品センタでは、主要な保守部品を常時保管しています。定期点検やトラブル発生時の復旧対応の際に必要な部品を即納できる体制を整えることで、納期短縮・早期修理を実現。お客さまのダウンタイムの短縮に貢献します。

遠隔監視・支援センタ

当社の遠隔監視・支援センタでは、お客さまの設備状況を24時間365日監視。異常の発生や不具合の予兆を検知した場合には、契約内容に応じて対応します。異常発生時には、お客さまへも同時にアラートを通知。当社とお客さまの間で異常箇所の状況をリアルタイムで共有できます。原因究明と対策に向けたアクションを起こすことができるため、ダウンタイムの短縮、障害の早期復旧などに貢献します。


     遠隔監視・支援センタ(茨城県日立市)

人財の育成

ひとたび不測の事態が発生すると、停電などの甚大な社会的影響を引き起こしかねない受変電設備ですが、老朽化した設備の長期活用、再生可能エネルギー関連施設の増加など、お客さまから多様な要望が寄せられています。そのため、設備保全に関わるエンジニアには、より高度で専門的な技能が求められるようになっています。当社では、受変電設備のメンテナンス技術の維持・向上をめざして教育・研修を実施するために、トレーニングスクールを設置しています。当初は、当社の従業員のための施設でしたが、現在では、お客さまがメンテナンス技術やノウハウを習得できるプログラムも整備し、設備維持・管理に対して、人財育成の観点でも支援しています。

トレーニングメニュー例

業務基本講座(基本動作訓練など)

経験豊富なエンジニアが、受変電設備の仕組みなどの基本的な内容から実際の保守業務における動作に至るまでを、講義・指導します。
実際の設備で操作しながらの実機訓練を通して、製品の取り扱いなどを学ぶことができます。

基礎技術向上講座(電気回路編・機器編)

電気回路や機器に特化した詳細な講義で、これらの基礎知識を習得。技術向上をめざしていきます。

機器別講座(専門外製品に触れる)

専門性を磨くだけでなく、関連するさまざまな製品の基礎的な構造や仕組みを知ることも重要です。
専門外の製品に触れることで、より広い知見と多様な思考力を習得する機会を提供します。

事故・不具合講座

ここ数年、摩耗故障時期(故障率が上昇する経年25年以降)の運転時に起こる、経年劣化に起因する事故・障害の発生が懸念されています。
このような事故・不具合について、具体的な事例を基に対策方法を学んでいただきます。

ヒューマンエラー防止基本動作訓練

ヒューマンエラーによる事故やトラブルは、ヒヤリ・ハットのような小さなものから、生命に関わる重大事故や事業継続が困難になるものまで、実にさまざまです。
ヒューマンエラーを未然に防ぐためには、基本動作の訓練や基礎知識の習得などを徹底的に実施することが重要です。