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Hitachi

タブレットを活用した
図面レス作業指示システム

図面レス作業指示とは?

工場では多くの作業指示が、紙ベースでなされ、設計や生産部門で作成された図面などを用いて、作業をしていることが多くあります。
そのような中で、ほとんどの企業では、IT化、IoT環境への推進を進めています。上記の製造、組立現場においても安価で導入できる高機能タブレットを利用して作業指示を行おうとしています。当社が提供する「タブレットを活用した図面レス作業指示システム」は、タブレットを利用した汎用的な仕組みで多くの作業指示に利用でき、お客さまのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援します。

概要図:図面レス作業指示

概要

通常であれば、データベースの設計やフォーマットに準拠するように環境を構築することが必要になりますが、本システムでは、データベースの設計などの開発が不要で、自由に作業の項目を定義することができます。また、利用しながら複数の設定(フォーマットを含む)ができます。 その柔軟性によって、製造・組立に限らず、多くのシーンで利用ができ、使い方は、お客さまのアイデア次第で利便性を図ることができます。組立・製造業務はもちろん、結果データに基づいた二次的利用も可能になります。

特長

多くのシーンで利用可能な汎用化システム

概要図:図面レス作業指示書システムの汎用性

  • 作業指示の図面レス(ペーパレス)の実現
  • 作業指示書の作成が容易
  • 作業指示書(履歴含む)および作業結果時間の管理
  • 作業時間の計測によるタクトタイムおよびスタンダード時間の算出
  • 作業時間把握および現場コメントによる作業の改善(PDCAサイクル実現)

多くのシーンで利用可能な汎用化システム

図面レス作業を実現するアイテムとして、3D形状の画像やPowerPointなどの作業内容を指示する素材、写真などを利用した指示素材、動画などを利用した指示素材、部品図などのデジタルデータを利用した指示素材を準備し、タブレットで表示します。タブレットなら自由に移動できることから、場所を選ばない機動性があります。作業者が操作した内容はデータベースに一元管理し、作業内容を登録する際の時間も管理します。あらかじめ、目標時間を設定しておくことでどのくらい作業がはかどっているか、作業者が確認することも可能です。

概要図:図面レス作業指示書システムの汎用性

指示書素材の作成と指示書の作成

設計・生産管理などの製造や組立の手順を管理している部門

指示書素材の作成と指示書の作成を行います。この際、画像や写真、動画、CAD図面などのデジタルデータを利用して、フォルダの中にファイルを配置する方法で、指示手順を設定します。指示の内容、指示の数、指示の階層は、自由に決めることができます。

製造・組立を行う部門

あらかじめタブレットに自分の担当する作業指示をダウンロードしておくことで、電波の届かないところでも作業指示を確認することができます。また、電波が届く場合は、事務所に戻らずに指示書を入手したり、作業結果を登録することができます。作業指示に従い登録することで、工程ごとの作業状況の把握、目標時間と経過時間を比較して、作業の進捗を確認することができます。

概要図:指示書素材の作成と指示書の作成

適用分野

  • 各種工場における作業指示
  • 製造業務
  • 組立業務
  • 情報収集業務
  • 点検業務

システム構成例

図面レス作業指示書システムの標準構成

  • システムとしてのデータベースサーバー(PC可)やタブレット端末が必要となります。
  • データベースサーバーとタブレット端末は、通信環境が必要です。(Wi-Fi、VPSなど)
  • データベースサーバーに加えクラウド利用も可能です。
  • 台数などに制限はありませんが、データベースサーバー1台、タブレット端末10台までを標準構成としています。(端末2,000台以上の実績あり)
  • 標準構成で各種作業などの業務に利用可能です。(固有の構築が必要な場合にはカスタマイズが可能です)

概要図:図面レス作業指示書システムの標準構成

図面レス作業指示システムの機能

  • 標準機能で、当該業務に合せた設定ができます。
  • 従来のチェックシートなどのフォーマットをテンプレートとして複数定義できます。
  • テンプレートを指示書シートとしてコピーして利用できます。指示書シートからほかの指示書シート、テンプレートへのコピーも可能です。
  • 指示書シート単位で作業結果が保存されます。
  • 指示書シートをタブレット端末にダウンロードして利用できます。
  • タブレット端末では、指示書シートに合わせ、統一された画面で表示されますので、作業の標準化が図れます。
  • テンプレート作成時に各検査項目に設定した形式で作業結果を入力します。(OK/NG、テキスト、数値、日付、テーブル選択など)
  • 指示書シート内での入力数値を利用した計算式における結果も、入力結果として利用できます。
  • テンプレートで添付しておいた図面やマニュアルなどの作業で必要な情報を、作業時に確認することができます。
  • 添付の図面などの資料を画面に表示し、コメントを記入した画面を作業結果と一緒に画像として登録できます。
  • 現場で写真撮影ができ、その写真へのコメントなどを記入することができます。
  • 作業終了時には、指示書シート単位でデータベースサーバーにアップロードができます。
  • アップロードされた作業結果データや撮影写真、コメント画像は、データベースサーバー側で、検索や表示確認ができます。
  • 従来の紙の検査シートフォーマットのExcel版を設定しておくことで、データベースサーバーから従来と同様の出力ができます。
  • Windows、PowerPoint、Office、Excel、SQL Server、Microsoft Edge、Internet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • Oracleは、Oracle Corporation、その子会社および関連会社の米国おびその他の国における登録商標です。

※本システムは、汎用化システムではなく、お客さまに合わせてカスタマイズして提供する仕組みとなっております。