CO2削減/BCP対応向け
環境負荷低減を目的とした二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減、自然災害など緊急事態が発生した際に事業継続・迅速な復旧を可能とするBCP*対応---これらのために、ガスコージェネレーションシステムを用いた発電設備を導入する大規模なビルや病院・商業施設が増えています。さらに東日本大震災以降、分散型電源の役割を担うガスエンジン発電装置や非常用・防災用自家発電装置、ディーゼル発電装置などの導入も拡大しています。これには、電気事業者の大規模・集中型の発電所においてトラブルが発生した場合に起こる大規模停電で、需要家が大きな被害を受けるといったリスクを回避するという役割があります。さらに、電力自由化への新規事業参入や、熱電融通インフラ形成のための構成設備としても、ガスコージェネレーションシステムなどの分散型電源の計画が増えています。
国内の分散型電源導入推移(累積)
出典:コージェネ財団
限りある資源を有効に使い、持続可能な社会に貢献するガスコージェネレーションシステムは、オンサイト(工場・施設など利用者の敷地内)で安定したエネルギーを作り出せる分散型電源として、あるいは電源セキュリティ(非常時などのために電源を確保しておく動き)の観点からもその有用性があらためて見直されています。また、台風や地震、事故など非常時のバックアップ電源となる非常用・防災用自家発電装置の備えも、BCP対応や防災計画を行う事業者・自治体の課題となっています。当社では、ガスコージェネレーションシステムや非常用・防災用自家発電装置、BCP対応ピークカットディーゼル発電装置の設計から保守までをワンストップで実現しています。デジタル技術を活用した高度な監視・保守サービスの導入などを通して、これまで積み重ねてきたノウハウと独自の技術によって、お客さまを長期にわたってサポートします。
当社は、ガスコージェネレーションシステム、非常用・防災用自家発電装置、BCP対応ピークカットディーゼル発電装置というさまざまな用途に適用できるエンジン発電装置を取り扱っています。ガスコージェネレーションシステムは、工場や公共施設などのCO2の削減を実現し、電力や燃料などのエネルギーコストの削減と環境負荷低減に貢献します。非常用・防災用自家発電装置は、台風や地震、突発的な事故などの緊急事態が発生した際の電源となるもので、事業継続に貢献します。また防災用として、消防法や建築基準法で義務づけられている防災用発電装置の役割も担っています。BCP対応ピークカットディーゼル発電装置は、系統連系が可能な常用ディーゼル発電装置として、事業所の電力デマンドが増加した際のピークカット運転および非常用発電を可能にします。
当社は、エンジン発電装置導入検討にあたり、導入効果、建物の規模・用途に適したシステムなどについて検討・提案します。さらに、電気設備など導入時に不可欠な設備の提案から現地施工・試運転・保守サービスにいたるまで、ワンストップで提供します。また、全国規模の当社サービスネットワークを活用し、導入後のシステム変更、改造などのサポートも行っています。そのほか、補助金申請に必要な各種の文書作成の支援も可能です。