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「労働は商品ではない」*という基本的原則のもと、組織がすべての労働者に対する平等な労働機会を確保し、公正かつ労働者の安全と健康に配慮した労働条件・労働環境を整備するとともに、政府・雇用者・労働者の代表者間の交渉・協議・情報交換などの社会対話の重要性を認識することが求められています。

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1944年、国際労働機関によるフィラデルフィア宣言

技術士資格取得への取り組み

技術士は、科学技術を産業界に応用する高度な能力と高い技術者倫理を有すると認められた技術者に与えられる国家資格です。当社は早くから企業内技術士会を発足し、資格取得の奨励はもちろん、技術者同士の交流と相互研さんに努め、高度な技術に挑戦できる技術者の育成に注力しています。2017年度は従業員2人が試験に合格。資格取得者は延べ29人になりました。今後も従業員が技術士資格を取得し、持続可能な社会に向けて貢献できるよう支援していきます。

No. 技術士登録部門 人数 No. 技術士登録部門 人数
1 機械 17 4 応用理学 1
2 電気電子 4 5 原子力・放射線 3
3 情報工学 1 6 総合技術監理 3
合計(延べ) 29

技能五輪全国大会で敢闘賞を受賞

2017年11月、栃木県にて開催された第55回技能五輪全国大会の電気溶接職種に、茨城県代表として当社から機電エンジニアリング部の川﨑清勝と井坂勇斗の2人が出場しました。同1月から本格的な課題製作訓練に取り組んだ結果、川﨑が敢闘賞を受賞することができました。今回の経験を生かしてお客さまに高品質の製品を提供すべく、日々技術の研さんを積むとともに、次回の全国大会での上位入賞をめざします。

サービス事業教育の推進

当社の主力ビジネスであるサービス事業を拡大するため、「サービス事業創出」に関連した研修や講演会を実施しています。
2017年度は、当社がめざす「高付加価値サービスの創生・拡大」と「顧客との協創・連携によるサービス事業拡大」を推進する一助となるプログラムとして、サービスデザイン手法のポイントを習得することを狙いとした「サービスデザイン研修」を実施しました。
また、ビジネストレンド、マネジメントなどに関する最新の情報を広く提供し、自ら考え各職場で新たなアクションを起こすことができるよう、講演会形式で実施する「ブレークスルーセミナー」についても開催しました。
今後も、サービス事業拡大に寄与する教育プログラムを推進していきます。

日立グループ製缶・溶接技能競技会で3位入賞

2017年11月、日立グループ溶接・製缶技能競技会〔(株)日立製作所総合教育センタ主催〕が開催されました。本大会には、日立グループ11社から総勢14人が出場しました。
当社からは、機電エンジニアリング部の青木拓也とプラント配管製造部の髙瀨恭介の2人が出場しました。日頃の厳しい訓練の成果を最大限に発揮し、青木選手が見事に3位を勝ち取ることができました。今後も競技会の参加を通じてモノづくりの技を磨き、品質の向上に努めていきます。

第37回全国障害者技能競技大会 ワード・プロセッサー種目で銅賞を受賞

2017年11月、第37回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)が栃木県で開催され、茨城県代表として人事総務本部総務部人事勤労センタ人事グループ佐藤翔悟がワード・プロセッサー種目に出場し、銅賞を受賞しました。
所属部門では、練習カリキュラムの検討、課題の付与、技術指導のほか、ご家族と連携して精神面をサポートするなど、積極的に取り組みました。
佐藤は、2018年に沖縄県で開催されるアビリンピックの茨城県代表候補となっており、今後のさらなる活躍が期待されています。

グローバル教育への取り組み

グローバルビジネスが拡大するなか、将来にわたり海外事業をけん引する人財を育成するために、英会話レッスンやグローバル実務者研修をはじめとするさまざまなグローバル教育に取り組んでいます。また、世界に通用する業務知識の習得を目的とした「海外業務研修制度」の実施や、若手の従業員を対象とする「若手海外派遣プログラム」の実施などで、積極的に海外経験の場を提供しています。今後も個々人のグローバルビジネススキルの向上をめざした施策を継続し、グローバル人財の育成を推進していきます。

応急手当救命講習会の実施

2014年3月から、緊急時の人命救助に貢献するために、応急手当救命講習会を開催しています。講習会ではAED*の取り扱いや心臓マッサージなどの実技を中心に所轄消防署の協力を得て学び、修了者には消防署から公的修了証が発行されます。2017年度は各事業所・工場で計10回開催し、各職場の安全衛生委員、自衛消防隊員を中心に126人が受講、これまでに724人が受講しています。今後も一人でも多くの従業員が受講できるよう、開催を計画していきます。

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AED:Automated External Defibrillator (自動体外式除細動器)

女性活躍推進プロジェクト活動

2016年度4月に発足した女性活躍推進プロジェクトでは、2017年度、女性従業員のキャリア形成支援を中心に、仕事と育児を両立しているロールモデルの紹介や女性を含む多様な人財・チームをマネジメントするスキルの向上を目的とした管理職向けマネジメントセミナーを実施しました。
また、「企業・研究所訪問ツアー」(茨城大学ダイバーシティ推進室主催)の第1回訪問先企業として当社が選ばれ、理工系女子の学生を中心に15人の訪問を受けました。当日は、将来のキャリアを考えるきっかけづくりの一助となるよう、当プロジェクトの活動紹介、女性従業員との交流などを実施しました。
今後も社内外と連携し、多様な人財が生き生きと働き続けることができる職場環境づくりを推進していきます。

ラインケア研修会の開催

健康で安全な職場づくりの一環として、職場のメンタルヘルスケアをより積極的に推進するため、2014年度から職場の管理・監督者を対象としたラインケア研修会を継続して開催しています。研修会では職場のメンタル不調者の早期発見、メンタルヘルス対応の初動対処方法などの知識やロールプレイによる傾聴技法を習得しています。2017年度は、拠点ごとに、約160人が受講しました。今後も快適職場の形成と健康保持増進のために継続していきます。