産業用X線検査装置
X線照射装置は、主に動植物への照射を対象とした実験・研究用途専用の装置です。
マウス、培養細胞、微生物、植物などを対象にX線を照射します。
X線装置からの漏えい線量1μSv/h以下。X線作業主任者の選任は不要。
X線線量計をリアルタイムで計測し、設定した線量で自動にX線を停止します。また、X線照射中に線量率・積算線量を表示します。
扉開放中はX線照射を停止。照射中は扉を電磁ロック。
X線照射をより均一にするターンテーブル機構を標準装備。スイッチで回転ON/OFFを切り替えます。
X線照射中に停電などで電源が切れた場合でも続きから照射可能
X 線照射条件(管電圧、管電流、照射線量)とプリセットと履歴のそれぞれ50件まで登録可能。
未使用時間に応じてエージング(準備運転)を行います。
MBR-1618R-BE
MBR-1520R シリーズの後継機種で、3,000W 出力タイプの照射装置です。
3,000W まで出力可能なため、広範囲に高い線量でX 線照射ができます。
ターンテーブルの高さを電動で調整できます。
資料室の扉に観察窓が付いており、内部の状態を確認することができます。
資料室の扉を開けることなくフィルタを変更できます。
MBR-1605R-BE
MBR-1505シリーズの後継機種で高出力管電圧・電力、さらに管電圧・管電流の設定がより細かく設定でき、X線照射能力の幅が広がりました。
また、X線照射はタイマー方式のほかに設定したX線線量で自動で停止させる機能もあり、線量管理が行えます。
できるだけ照射口に近づけて高線量率照射を実現しました。
細胞や植物のような小さく、かつ、高線量照射が必要な場合に有効です。
MBR-1605R
硬X 線出力タイプの照射装置です。
一般的な室内のアース付きコンセントを使ってX 線照射ができます。
MBR-1618R-BE | MBR-1605R-BE | MBR-1605R | ||
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X線 発生 装置 |
最大 管電圧 |
160kV | ||
最大 管電流 |
30.0 mA | 12.5 mA | 10.0 mA | |
最大出力 | 3,000 W | 800 W | 800 W | |
最大照射線量 | 200 Gy/min 以上 FCD:115mm 約75Gy/min FCD:250mm 条件:フィルタなし |
約65 Gy/min FCD:115mm 約15 Gy/min FCD:250mm 条件:フィルタなし |
約10 Gy/min FCD:115mm 約2 Gy/min FCD:250mm 条件:フィルタなし |
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操作制御 | 10 inchタブレット | |||
漏れ線量 | 1 μSv/h 以下 | ターンテーブル | 電動式上下機構 ストローク300mm |
多段 手動移動位置決め FCD:115/250/300/350/400/450/500/550/600mm |
試料室内寸法 (W×D×H) |
630mm×600mm×550mm | |||
寸法 (W×D×H) | 本体 730mm×800mm×1,600mm 冷却装置 400mm×600mm×970mm |
780mm×800mm×1,810mm | 730mm×750mm×1,150mm | |
質量 | 本体 約650kg 冷却装置 約70kg |
約630kg | 約480kg | |
電源 | 単相交流 200V ±10% 50/60Hz D種接地 容量 本体 6kVA |
単相交流 100V ±10% 50/60Hz D種接地 容量 1.5kVA×2口 または3kVA |
単相交流 100V ±10% 50/60Hz D種接地 容量 1.5kVA |