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Hitachi

低炭素社会の実現を、信頼性の高い製造技術で支える

再生可能エネルギーの有効活用やハイブリッド自動車(HV)・電気自動車(EV)の普及などに合わせて、二次電池の需要が拡大しています。これらの用途を満たすためには、優れた安全性や信頼性を持ち、コンパクトで高出力、かつ長寿命な電池であることが必要であり、そのためには、さまざまな要素が融合した高性能な製品づくりが求められます。当社は、1960年代から培ってきたロール to ロールの圧縮技術および自動組立設備で構築した経験やノウハウ、ハンドリング技術を生かし、1990年代から二次電池の製造設備を手がけています。ラミネート型、円筒型、角型、コイン型など、それぞれの形状に対応した二次電池を製造できる設備をはじめ、工場のレイアウトに合わせた組立ライン全体の一括提供も行ってきました。今後もより一層、お客さまとの協創を通じて量産技術開発を進め、低炭素社会の実現に技術面からサポートしていきます。

低炭素社会実現のためのキーデバイス=『二次電池』

製品ラインアップ

ロールプレス設備

二次電池の電極材やキャパシターなどに使われる材料のロールを圧縮(プレス)するための設備です。高性能な二次電池製造に欠かせない電極材の高密度化や電池性能の均一化に必要な、高線圧かつ高精度の圧縮加工を担い、お客さまのニーズに合わせた設備を提供。高精度ロールやロールたわみ補正機構によって、加工精度の向上を図っています。標準の生産ライン構成から、お客さまそれぞれの材料特性やご要望に合わせて、巻出機から巻取機を含んだライン全体をトータルで提供します。

電極積層装置

二次電池の電極を製造する装置で、ロールプレス設備で圧縮された電極材を所定の長さに切断し、正極・負極・セパレータを層状に重ね合わせます。積層方式は、生産性の良い倦回方式に比べ高速化が課題で、電極材に塗られている塗工物のもろさや、しわになりやすいセパレータなどの取り扱い方法が製品性能を左右します。当社は、さまざまな分野で培ったハンドリング技術でその課題を解決し、生産スピードを高速化。積層の方式やサイズなど、お客さまのご要望に合わせた提案も可能です。

自動組立システム

電極製造、電極形成したものを缶ケースまたはラミネート材に挿入、パッケージングする工程であるセルの自動組立システムです。1990年代から培ってきた長年の経験、技術的ノウハウを駆使し、小型・大型の電池に対応するシステムを提供しています。お客さまのご要望に合わせて、セルの自動組立システム単体だけでなく組立ライン全体の一括提案が可能です。また、お客さまの状況に合わせた、機械的な組立とロボットを主体とした組立を融合した提案が可能です。なお、電池製造設備以外の製造設備なども手掛けているので、お気軽に当社、営業までお問い合せください。

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