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Hitachi

概要

二次電池の電極材など高機能材料の圧縮用ロールプレス設備です。
当社では、1960年代から鉄鋼関連の圧延機の製造に関わっており、そこで培った技術を基盤に1990年代からリチウムイオン電池製造ラインを含む圧縮工程に使用されるロールプレス設備の製造に携わってきました。この長年の経験と技術的ノウハウから、信頼性の高いロールプレス設備本体のほか、お客さまのニーズに合わせた、巻出機・巻取機を含むライン全体を提供します。

特長

ロールプレス設備においては、電極材の高密度化と電池性能の均一化が求められます。
ロール to ロールの圧縮技術と、高線圧で高精度な圧縮技術によって、そのニーズにお応えします。

ロール to ロールで高機能材料を均一に圧縮・加工することが可能

長さ数十mのフィルム基板を連続プロセスで処理する製造技術であるロール to ロール方式を採用。製造装置が互いに連結され、搬送に伴う手間や装置を大幅に省き、また、電極材などの高機能材料を均一に圧縮、加工することができます。

高線圧(高荷重)で高精度の連続圧縮加工

ご要求の荷重に応じた設備を提供できます。
詳細は、当社 営業までお問い合わせください。

高精度ロールの採用

ロール加工精度(真円度、円筒度、振れ):1/1,000mm以内(φ500mm以下×長さ800mm以下のロールサイズにおいて) 流れ方向、幅方向に高精度の加工ができます。

ロールたわみ補正機構の採用

材料からの負荷によるロールたわみを補正することで、材料にかける荷重を変更した場合や、 材料幅が変わった場合でも、幅方向に高精度の加工ができます。

材料特性に応じたロール温度設定機能の採用

高剛性、高精度のロールに加熱温度調整機能を付加し、材料特性に合わせた加工温度に設定できます。

定圧プレス・定位プレスが可能

加圧力を設定する定圧プレスに加えて、ロール位置を設定する定位プレスができます。

材料の特性に合わせたライン構成

標準のライン構成もありますが、お客さまそれぞれの材料特性、ご要望に合わせ、材料巻出機から巻取機までのラインを提供できます。
詳細仕様・ご要望に関しましては、当社 営業までお問い合わせください。

適用分野

電池業界

リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、燃料電池ほか

エンジニアリングプラスチック業界

フィルム、シート生産

各種製膜業界

セパレータ材、イオン交換など

導入効果

  • 高精度な厚み(材料幅方向、流れ方向)と材料密度均一化が可能
  • 材料歩留まりの向上
  • サポート
  • テストルーム
  • よくあるご質問