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Hitachi

脱炭素支援

持続可能な脱炭素化の
実現をお客さまとともに

温室効果ガスの中でも、特に二酸化炭素(CO2)の排出量を削減することが、カーボンニュートラル実現には欠かせません。企業や地域は自らの事業や地域の特性を踏まえ、脱炭素化に取り組んでいくことが喫緊の課題となっており、これを解決するためには再生可能エネルギーの導入や高効率な設備へのリプレースなどを進めていく必要があります。
当社では、お客さまとの協創を通じて、課題の発見から解決までをトータルにサポート。設備やシステムの導入はもちろん、さまざまな仕組み、導入後の活用方法(災害時のライフラインの確保や地域活性化など)の提案で、お客さまの事業や地域に適した持続可能な脱炭素化の実現を支援します。

エネルギー運用と設備・資産管理の効率化をサービスで提供

高効率の設備導入や生産性の高い働き方が可能な人財活用は、エネルギーの使用量削減を通して脱炭素化につながります。ただし、設備の導入・更新には大きなコストや人的リソースの最適化が必要となります。この課題を解決に導くのが「エネルギー&ファシリティマネジメントサービス」です。デジタルの活用によって「エネルギー」「リソース」「設備管理コスト」に関わる課題の解決を通して脱炭素経営の実現に貢献します。

エネルギー&ファシリティマネジメントサービス

お客さまの課題

  • 付帯業務にリソースが割かれコア業務への注力が難しい
  • 省エネルギーを推進したい
  • エネルギーと設備に関する業務を効率化したい
  • エネルギーの制御や設備の稼働を最適化したい
  • 設備管理業務のノウハウを継承したい
  • 設備の突発的な故障を避けたい

提供価値/導入効果

設備と付帯業務をサービスとして提供することで、コア業務への注力強化を支援

設備導入とこれに関わる付帯業務(各種設備資産の運用保全管理、予算管理、更新計画立案、各種調整立ち会い、検査・検収など)、導入後の稼働状況、さらには組織のエネルギーの使用状況に関するマネジメントをサービスモデルで提供。本サービスをご利用いただくことで、設備更新の初期投資を最小限に抑えることができる上、定期点検や部品交換といった設備の維持費用の平準化も実現します。加えて、稼働データ、保守・メンテナンスデータ、エネルギー使用量などを融合させて分析・解析した結果を継続的な運用改善につなげることで、設備管理コストの低減も実現。コア業務への注力強化はもちろん、キャッシュフローの改善にも貢献します。

省エネルギーを推進し、カーボンニュートラルの実現に貢献するエネルギーマネジメントを提供

受変電設備・空調設備・自家発電設備やコンプレッサーなど各電力使用量を収集、見える化し、クラウドに蓄積。いつでも誰とでも必要な情報を共有できるよう、プラットフォーム上で一括管理することで、業務効率化を支援します。また複数の拠点のデータを分析・比較することで、設備稼働状況の確認や、改善点の見える化が可能。拠点ごとのエネルギー制御や運転サポートの最適化へと導きます。さらに、従業員の省エネルギーに対する意識の向上や活動の推進にもつなげることで、組織一丸となったカーボンニュートラルの実現に貢献します。

設備管理業務の効率化と技術の継承、設備の安定稼働を実現するファシリティマネジメントを提供

空調などの設備台帳をクラウド上で一元管理することで、設備管理業務の効率化に貢献します。また、本サービスを複数拠点に導入することで、組織内に散在する設備保守に関するナレッジをデータとして収集・蓄積。技術の継承も支援します。さらに設備の故障予兆を把握すれば、保全方法をTBM(Time Based Maintenance : 時間基準保全)からCBM(Condition Based Maintenance : 状態監視保全)へ移行できます。保全管理はもちろん、適切なタイミングで設備を更新する計画立案を通して、設備の安定稼働と管理コスト削減に貢献します。

さまざまな電力の需給ニーズに応える分散電源化を支援

脱炭素化への取り組みや災害時の電力供給におけるリスク分散への気運の高まりを背景に、電源となるエネルギーシステムを分散型へ移行する動きが顕著です。当社では、風力・太陽光発電、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池などに関わるシステム、EMS(Energy Management System : エネルギーマネジメントシステム)などを提供。これらを組み合わせて分散電源を構築することで、環境や系統負荷の軽減、発電時の排熱利用によるエネルギーの効率的利用、非常時の電源確保など、さまざまな電力の需給ニーズにお応えします。

ガスコージェネレーションシステム

太陽光発電ソリューション

蓄電池システムサービス

再生可能エネルギーの地産地消を実現した「コンパクトグリッド」による地域新電力

お客さまの課題

  • 脱炭素化を実現する分散電源を導入したい
  • CO2の排出量を把握して、削減効果を管理したい
  • 再生可能エネルギーの安定需給を実現したい
  • さまざまなリスクを想定して、対策をしたい

提供価値/導入効果

分散電源の導入で二酸化炭素(CO2)の排出量削減を実現

脱炭素化へのニーズの高まりを受け、エネルギー使用量を可視化し、効率的に活用するためのエネルギーマネジメントシステムの導入が進んでいます。当社では、工場や施設、地域への分散電源導入に向けて、コンサルティングから再生可能エネルギー発電設備、ガスコージェネレーションシステムなどの導入、保守まで、お客さまの状況に合わせたシステム構成を提案。二酸化炭素(CO2)排出量の削減に貢献します。

再生可能エネルギーの安定的な活用を実現

太陽光発電設備など再生可能エネルギーは、気象などによって発電量が大きく変動します。当社では、再生可能エネルギーを安定的に活用するため、再生可能エネルギー発電設備に蓄電池を組み合わせることで、発電量の変動を抑えることで、再生可能エネルギーの安定的な活用を実現します。

災害発生時の電力復旧・継続をサポート

火力発電などの大規模集中型由来の電気は、万一災害が発生した場合、地域全体のブラックアウトを引き起こす可能性があります。当社は、そのような危機的状況下に置かれた場合でも、重要な業務を迅速に復旧・継続できるよう、ガスコージェネレーションシステムや非常用・防災用自家発電装置などのバックアップ電源を提供。設計から保守まで、これまで積み重ねてきたノウハウと独自の技術によって、お客さまを長期にわたってサポートします。また、事業継続計画(Business Continuity Plan)の整備にも貢献します。

ガスコージェネレーションシステム

非常用・防災用自家発電装置

エネルギーの地産地消をマイクログリッドの構築で支援

工場や施設内に太陽光発電や風力発電、蓄電池、ガスコージェネレーションシステム、非常用・防災用自家発電装置などの自家発電システムを整備することで、二酸化炭素(CO2)排出量の削減や、災害時における電力の供給を実現します。例えば、ある自治体では太陽光発電設備と蓄電池を設置し、自営線で自治体が運営する施設などに電力を送り、使うことで、エネルギーの地産地消によるカーボンニュートラルの実現を図っています。

太陽光発電ソリューション

蓄電池システムサービス

【導入例】マイクログリッドで再生可能エネルギーを最大限に活用した街づくりを支援

お客さまの課題

  • 再生可能エネルギーで地域のゼロカーボン達成したい
  • 再生可能エネルギーの地産地消を実現したい
  • 安定した価格で再生可能エネルギーを確保したい
  • 自然災害発生時のエネルギーを確保したい

提供価値/導入効果

再生可能エネルギーの地産地消による地域還元の輪

再生可能エネルギーの導入率が高まる中、全国の地方自治体がゼロカーボン都市宣言を次々と行なっています。「地域で生まれた再生可能エネルギーは地域のために使いたい」そんなニーズから生まれたのが地域マイクログリッドです。再生可能エネルギー発電設備と自営線と呼ばれる自分たちが管理する送配電線を所有し、グリッド内の設備に電気と環境価値を直接送ります。地域の「宝」「資源」である再生可能エネルギーを地域内で賢く消費し、エネルギー消費の低減とCO2削減を同時に実現するのがマイクログリッドです。
マイクログリッド内への電力供給には「特定供給」の資格が必要ですが、それら法律上の手続きのお手伝いも当社でコンサルティングします。

安定した固定価格でエネルギーを供給

小売事業者を介して市場から電気を購入する場合、原油価格の高騰などに左右される市場価格の高騰により、再生可能エネルギー電気といえども電気の価格は変動します。マイクログリッドは自前で再生可能エネルギー発電設備と送配電線を所有することにより、電気又は熱の供給価格を一定期間、固定価格で管理することができ、将来的にエネルギーコストの低減を見通すことが可能となります。

災害発生時のレジリエンス対策

大規模災害が発生した際に、再生可能エネルギー発電設備が近くにあってそれらが無事に稼働できる状態にあっても、系統が被災したり停電している場合は、それら「地産」の再生可能エネルギーを利用することが出来ません。
地域マイクログリッドはまさに自分たちが所有する発電設備を「自立電源」として動かし、地域にエネルギーを供給することを実現し、マイクログリッド内の防災設備、避難設備などにエネルギー供給することで地域のレジリエンスを高めます。

太陽光発電システム

ガスコージェネレーションシステム

非常用・防災用自家発電装置

災害による停電時に備え非常用電源を供給
ライフラインの確保をサポート

2011年の東日本大震災発生時、秋田県豊岩地区では電力供給が停止し、約15時間の停電に陥りました。秋田市内に飲料水を供給する豊岩浄水場では貯めておける水の量が約16時間分しかなく、断水の危機がせまり、この地震をきっかけに、浄水場での非常用電源の確保が重要視されるようになりました。2015年、当社が納入した蓄電池併設型の秋田国見山第二風力発電所は、災害時に電源供給システムの役割を担い、地域の皆さまのライフライン確保に貢献しています。

風力発電ソリューション

蓄電池システムサービス

風の松原風力発電所(秋田市能代市)
秋田国見山第二風力発電所  蓄電池

お客さまの課題

  • 災害時のライフライン確保に備えたい
  • 停電時に長時間の電力供給を実現したい

提供価値/導入効果

非常時におけるライフラインの確保

台風や地震、予測できない突発的な事故などで停電が発生すると、日常生活に大きな影響をおよぼします。当社では、さまざまな自家発電システムのラインアップのなかからお客さまの用途・ニーズに合わせて、適切な製品やサービス・
ソリューションを提供し、非常時におけるライフラインの確保をサポートします。

停電時における長時間の電力供給を実現

災害などの長時間の停電時に備える場合、従来型の非常用発電設備では限界があります。当社では、停電時に地域全体のライフラインを確保するため、再生可能エネルギーの出力量にあわせて蓄電池を充放電するシステムを構築することで、長時間の電力供給の実現をサポートします。