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用語集

日立工業用マグネトロン

  • * 本用語集は、当社工業用マグネトロンの使用を前提に定めております。
    規格等で定められた用語とは必ずしも一致しない場合がございます。ご了承の上ご使用ください。
  • * 不明な用語がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ら行

リーケダイヤグラム

【対応英語】
Rike Diagram
【用語解説】
マグネトロンの特性を表すのに一般的に用いられる特性図で、マグネトロンの負荷インピーダンスに対するマグネトロンの動作特性の変化を図示したものです。 陽極電流を一定の条件で、定在波比(VSWR)と定在波位相に対するマグネトロンの発振周波数と出力を測定し、その結果をスミス図上にプロットして、等周波数点と等出力点とをそれぞれ結び描くことで得られます。 シンク側(危険動作領域)では整合負荷時より大きな出力が得られますが、周波数は、わずかなインピーダンスの変化に対して大きく変化します。逆シンク側では、発振は安定しますが出力は小さく効率低下となります。 VSWRが高くなるほど異常現象が発生しやすくなるので、マグネトロンに接続される負荷のVSWRをできるだけ低くして使用してください。
【関連語】
【同意語】

ランナウェイ現象

【対応英語】
Runaway
【用語解説】
一般に逆シンク位相で反射の大きい点で動作させた場合、マグネトロンは電極温度が上昇します。 これに伴いフィラメント温度が上昇し電子が作用空間(フィラメントとベイン先端までの空間)以外に流れ出し、発振に寄与しない陽極電流が増大し続けます。 これをランナウェイ現象といいます。
【関連語】
【同意語】