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Hitachi

第3回 脱炭素経営 EXPO【秋】日立グループブースにご来場いただき
誠にありがとうございました。

展示ブースでご紹介しましたエネルギー&ファシリティマネジメントサービス「EFaaS」などの資料や映像を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

近年、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)達成への貢献や、非財務情報であるESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)への取り組みが、企業評価に取り入れられるようになり、企業価値を向上させるためには、社会や環境への影響を意識した経営戦略が必要不可欠となっています。

特にプライオリティが高い喫緊の課題がカーボンニュートラルの実現です。世界規模で発生している自然災害の多くは温暖化に起因していることから、154か国・1地域が2050年などの年限を区切ったカーボンニュートラルの実現を表明しています。*

日本も2050年カーボンニュートラルをめざすことを宣言しており、企業にも、脱炭素社会に向けたカーボンニュートラル実現への取り組みが求められています。しかし、多くの企業から「脱炭素対応やカーボンニュートラルの必要性は理解できるが、何から取り組むべきかが分からない」という声が上がっています。

当社では、お客さまとの協創を通じて、課題の発見から解決までをトータルにサポートしています。これまで、工場やビル、商業施設、病院などさまざまな施設におけるエネルギーやファシリティマネジメントと、これらを地域単位で行うオペレーションサービス、再生可能エネルギー設備の導入などに取り組んできました。今後も、カーボンニュートラル実現に向けたソリューションの提供を通じて、社会に貢献していきます。

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COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が終了した2021年11月時点 [「エネルギー白書2022」(経済産業省)]

脱炭素関連サービス・ソリューションのご紹介

エネルギー&ファシリティ
マネジメントサービス「EFaaS」

カーボンニュートラルの取り組みが必要となる多数の拠点をもつ企業においては、効率が良く、環境に配慮したファシリティ管理が課題となっています。これら課題解決に向け、デジタルデータを蓄積・利活用できる環境を整えることで業務効率化やコスト削減を実現できる可能性があり競合他社との差別化を図ることができます。
日立のエネルギー&ファシリティマネジメントサービス「EFaaS(Energy & Facility Management as a Service)」は、お客さまの経営課題解決の一環として、さまざまなデータを統合管理し、コアサポート業務(付帯業務)を集約することで、効率的な運用(エネルギー、設備、人財)と管理を可能とするサービスです。設備と付帯業務をサービスとして提供することで、コア業務にリソース(ヒト・モノ・カネ)をシフトできる環境づくりを支援します。

エネルギー&ファシリティマネジメントサービス「EFaaS」

お客さまの課題

  • 付帯業務にリソースが割かれコア業務への注力が難しい
  • 省エネ活動を推進したい
  • エネルギーとファシリティに関する業務を効率化したい
  • エネルギーの最適な制御や運転をしたい
  • 設備管理業務のノウハウを継承したい
  • 設備の突発的な故障を避けたい

提供価値/導入効果

設備と付帯業務をサービスとして提供することで、コア業務強化を支援

設備導入、付帯業務(各種設備資産の運用保全管理、予算管理、更新計画、各種調整立会い、検査検収など)をエネルギーマネジメント、ファシリティマネジメントとして一括のサービスモデルで提供することで、お客さまは資産を抱えることなく設備更新を進められ、従来の設備の自社購入と比較して初期投資が不要となります。このような、初期投資コスト削減に加え、定期点検や部品交換といった設備の維持費用の平準化にもつながります。また、デジタル技術を活用したエネルギーとファシリティマネジメントの合理化によって、設備管理コストの低減を実現。初期投資を抑えたサービスモデルで提供することによって、キャッシュフローを改善し、コア業務の強化を支援します。

エネルギーマネジメントで省エネ活動を推進し、カーボンニュートラルの実現に貢献

エネルギーマネジメントでは、受変電設備・空調設備・冷却設備など各電力使用量を収集、見える化しクラウドに蓄積。プラットフォーム上で一括管理し、いつでも誰でも必要な情報を共有することで、業務効率化を支援します。また、そのデータを複数の拠点において、比較・分析することで設備稼働状況の確認、改善点を見える化し、拠点ごとのエネルギーの最適制御や運転をサポート。さらに、従業員の省エネ意識の向上、省エネ活動の推進にもつなげ、カーボンニュートラル実現に貢献します。

ファシリティマネジメントで設備管理業務の効率化と技術の継承、設備の安定稼働を実現

ファシリティマネジメントでは、空調などの設備台帳をクラウド上で一元管理することで、設備管理業務の効率化に貢献します。また、本サービスを複数拠点に導入することで、設備保守に関するナレッジがデータで蓄積され、技術の継承をデジタルで支援します。さらに、設備の故障予兆の把握によって、TBM(Time Based Maintenance:時間基準保全)からCBM(Condition Based Maintenance:状態監視保全)への移行を実現し、最適なタイミングでの設備の更新計画、保全管理を支援し、設備の安定稼働と管理コスト削減に貢献します。

再生可能エネルギーの地産地消を実現

日本では、太陽光・風力発電などの再生可能エネルギーの大量導入が進んでいます。そのようななかで、電力系統への負担を低減しつつ地震や台風などの自然災害に対するレジリエンスを高める、地産地消型の分散型電源の導入が進んでいます。本設備は、各地域の特性に応じた再生可能エネルギーで生産された電気・熱を地域で活用することで、持続可能な地域経済共生圏を形成し、地域の活性化を行う起爆剤としても期待されています。当社では、風力・太陽光発電システムやガスコージェネレーションシステム、蓄電池、EMS(エネルギー管理システム:Energy Management System)などの導入で蓄積した、再生可能エネルギーの新たな活用技術を駆使し、地域の特性に適したマイクログリッドを提案。事業化計画の段階から補助金の申請、設備導入、運用・保守までお客さまの事業をトータルで支え、カーボンニュートラルの実現に貢献します。

再生可能エネルギーの地産地消を実現した「コンパクトグリッド」による地域新電力

地域エネルギー会社の事業創出

お客さまの課題

  • 電力料金を抑えたい
  • 二酸化炭素(CO2)排出量を削減したい
  • 人口の流出を抑え、雇用機会を拡大したい
  • 地域内でエネルギーコストを循環させたい
  • 事業化のためのシステム構築・運用のノウハウがない

提供価値/導入効果

電力料金の抑制と二酸化炭素(CO2)排出量削減を実現

風力や太陽光の発電設備を導入することで、再生可能エネルギーによる電力を地域に供給することができ、電力料金の抑制と二酸化炭素(CO2)排出量の削減を可能にします。再生可能エネルギーは、発電量が風速や日射量などの天候条件に左右されるため、出力変動の大きな電源ですが、当社では蓄電池やEMSを活用することで、その課題を解決。需要家の電力需要量に応じて、再生可能エネルギーの発電量を制御することで、極力無駄を省き、効率的なエネルギー調整を可能にします。

雇用機会を生み出すことで経済循環の創出を実現し、地域を活性化

地域新電力(地域の自治体と企業が参画した事業者)による事業創出が行われることで、事業を通して発生する運営費用や固定資産税などの税収が地域に還元され、雇用の創出に貢献します。また、災害発生時には、避難施設や防災拠点に電力供給を行い、地域の皆さまが安心して暮らせる社会環境を整備します。

事業の計画立案から運用・保守、運営支援までをトータルでサポート

地域新電力として事業を始めたいと考えても、当初の手続きやシステム構築・運用のノウハウに課題をお持ちの方は多いと思います。当社では、お客さまとの協創を通じたこれまでの経験をもとに、事業の立案から運営支援までを細やかにサポートしていきます。

ハイブリッド蓄電池システムの導入によって
電力系統の安定化に貢献

再生可能エネルギーは発電量が天候に左右されるため、安定して電力を供給するためには蓄電池の活用が必要です。当社は、蓄電池を活用したシステム開発に早くから着手し、再生可能エネルギーの安定電源化を推進してきました。国内では、地域や企業の電源としてライフラインの確保やBCP対策に貢献、海外では大規模ハイブリッド蓄電池システムを構築し、電力の需給制御を行うなど、電力系統の安定化を支援し、脱炭素社会の実現に向けて広く取り組んでいます。

CSRへの取り組み「事業ハイライト」

提供:EWE AG、
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

お客さまの課題

  • 再生可能エネルギーの大量導入が進んでも、電力系統の安定を確保したい
  • 蓄電池による制御を長時間継続したい

提供価値/導入効果

大規模ハイブリッド蓄電池システム

ドイツ連邦共和国では、再生可能エネルギーの導入にともなって、安定した電力供給を行ってきた火力発電の役割を代替する技術へのニーズが高まっています。これに対し当社は、2020年2月までニーダーザクセン州で実施された大規模ハイブリッド蓄電池システムの実証運転において、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託先の一社として参加。電力系統からの需給バランス情報を解析、蓄電池の充電・放電を制御するシステムを担当し、電力の需給バランスの調整を行いました。これは、再生可能エネルギーの導入が進んだ国でも技術的なサポートが行えることの証明にもなりました。

蓄電池の最適な出力と制御を実現

ドイツ連邦共和国での実証期間中、数週間にわたる需給調整力の供給契約を行い、その間は、常に蓄電池の充放電による電力安定化を継続することが求められました。これに対し、当社の系統情報制御システムは、リチウムイオン電池とNAS*電池の2種類の電池の残量管理と出力制御を行い、継続的な電力供給を実現しました。

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「NAS」は日本ガイシ株式会社の登録商標です。

脱炭素経営関連サービス・ソリューション動画

お客さまのカーボンニュートラル実現に貢献する日立のソリューション~エネルギー&ファシリティマネジメントサービス「EFaaS」~

電力需要の抑制やCO2削減に貢献するガスコージェネレーションシステム

カーボンニュートラルの実現に貢献する太陽光発電ソリューション

風力発電設備の安定稼働を支援するブレードトータルサービス

日立パワーソリューションズ 風力発電設備の保守サービス紹介映像

高度な技術と現場力で風力発電事業に貢献する保守サービス

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