再生可能エネルギーへの取り組みに期待
当社を選んだ理由
就職活動をしていた2011年3月、東日本大震災が発生しました。当時は神戸に住んでいたので直接の被害はありませんでしたが、ニュースを通じて多くの人が停電で困っていることを知り、災害時でも発電が可能な再生可能エネルギーに興味を持ちました。この分野に関わる仕事ができる会社を探すなかで当社を知り、先進的な取り組みをしていること、自社内に太陽光発電パネルや風力発電設備など実証機を持っていることなどに、大きな期待を感じたのが入社の決め手です。設計から保守まで、発電設備やシステムのすべてを提供・サポートしている点も魅力でした。
災害に備えた風力発電システムを開発
最初の配属先で学んだこと
研修後に配属された産業用グリッドセンタは、太陽光・風力発電、コージェネレーションシステム、蓄電池などさまざまな設備を組み合わせたエネルギーのネットワークを構築し、スマートグリッドの実現に向けた取り組みをする部署でした。そこで某大学のスマートキャンパス化計画に携わったあと、蓄電池部門へ。風力発電による電力を、蓄電池を用いて平滑化、安定化させるシステムの設計を手がけ、浄水場における防災対応型風力発電システムの開発を担当しました。電力会社の系統から切り離された停電状態でも、蓄電池と風力発電の組み合わせにより浄水場に直接電力を供給し、送水ポンプを稼働させる実証実験が成功したときの感動は、今でも忘れられません。
風力発電所建設のプロジェクト全体を管理
仕事内容
現在はプロジェクトマネージャーとして、風力発電所の建設に係るプロジェクト全体を管理しています。発電所建設工事の受注から納品までの取りまとめを行うため、見積対応やシステム設計、予算や工程の管理、お客さまである発電事業者とのやりとりなど、幅広い業務を手がけています。現地調査など出張の機会も多く、その土地の料理や地酒を味わうのはちょっとした楽しみですね。また、海が見渡せるオフィスの環境もリフレッシュには最高です。今後は風力発電に限らず、ほかのエネルギーについても知見を深め、エネルギーのベストミックスを考案していきたいです。