近年、台風やゲリラ豪雨による河川の氾濫や堤防決壊の水害が日本各地で発生しており、避難計画の見直しや土のうの準備など、被害を最小限に抑えるための事前対策が求められています。
「DioVISTA/Flood」は、河川の水害状況をシミュレーションできる防災情報支援ツールです。
降雨によってどのように河川が氾濫するか、またどのように街が浸水するかを予測することで、避難計画や堤防補強計画の立案はもちろん、水害のイメージを住民に公開して住民の防災意識の向上が期待できます。
住民の大切ないのちと財産を守るための水害対策の第一歩を踏み出してください。
浸水想定区域図を効率的に作成できます。国土交通省「浸水想定区域図作成マニュアル(第4版)」に準拠した解析および「浸水想定区域図データ電子化ガイドライン(第2版)」に準拠した出力が可能です。
もっとも精度が高いとされる2次元不定流を日立独自の手法*で計算の高速化を実現。何度でもシミュレーションできます。
降雨開始から河川が氾濫して浸水するまでの一連の状況を自動でシミュレーションします。
堤防決壊の場所、盛土、雨の降り方など条件を自由に設定できますので、利用地域に則したシミュレーションが可能です。得られた結果の活用方法もご提案させていただきます。
本動画は、堤防の任意の箇所が決壊した場合の時間経過ごとのシミュレーション結果を動画出力したものです。
「DioVISTA」は、(株)日立パワーソリューションズが開発した4次元GIS*エンジンです。地球座標に時間軸を加えた4次元GISの時空間を管理・表示します。このGISエンジンを用いてさまざまなシミュレーションで活用できます。