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Hitachi

株式会社 日立パワーソリューションズ

サービスの概要

近年、ガス絶縁開閉機器においては、ガス絶縁開閉装置(GIS)やガス絶縁遮断器(GCB)のガス圧力低下による障害が増加しており、電気協同研究(第61巻 第3号)において、タンクフランジ面の発錆について注意するよう報告されております。
また、油入り変圧器(TR)においても漏油による不具合が多く報告されており、日本電機工業会(JEMA)発行「長期使用受変電設備の信頼性の考察」において、漏油の原因の一つとして、タンクなどの腐食があげられています。
このような状況の中、当社では受変電設備の重大事故を未然に防止し、長きに亘って安全に使用して頂くため、外装修繕、補修塗装サービスを行っております。

特長

一貫システムによるサービスを提供します

設備の診断、計画、施工、検査まで一貫したシステムで外装修繕、補修塗装サービスを提供します。

  1. 設備診断 ⇒ 設備の状態や錆・腐食などの劣化が発生している部位や進行状況を入念に調査します
  2. 施工計画 ⇒ 調査結果を元に施工内容を検討し、お客様に提案します
  3. 現地施工 ⇒ 当社の専門技術者による施工を行います
  4. 検査   ⇒ 施工完了後、出来栄えを確認します

製品を熟知した修繕サービスを提供します

外装修繕を施工し、設備の品質を維持するためには高度な塗装・補修技術とともに、高い製品知識が必要です。
当社には、これまで製品知識の不足した作業者施工によるトラブルの相談が数多く寄せられております。
中には塗装作業中に変圧器の避圧弁に接触し工場を全停電させてしまった事故や、断路器リンクに塗装してしまい、後日の開閉操作で不完全動作を引き起こしたなど、大事故に直結するトラブルも含まれております。
ぜひ、機器の構造や特徴を熟知したメーカー施工による安心な外装修繕をご検討ください。

機器の停止・分解を伴わない漏油修繕を提供します

シームコートを使用した漏油修繕

当社ではシームコート(*1)を使用した漏油修繕を提供します。
シームコートは漏油修繕様に開発された超薄型塗膜剤で、右図のように役割分担された5層構造になっております。
また、シームコートは以下のような特長を有しており、主に変圧器やコンデンサ、リアクトルなどの油冷却配管、各種導油管、バルブ、フランジなどの漏油修繕に有効です。

  1. 金属、木材、モルタル、FRP、アクリル板など多くの材質に密着性が良く、溶融亜鉛鍍金(メッキ)製品でも剥離(はくり)がしにくくなっております。ただし、ポリプロピレン製品には使用できません。
  2. 合成ゴムの弾力性を生かした配合ですので、被着体の下地層のクラックおよび伸縮性のある接合部にも適合します。
  3. 速乾性なので、作業能率が向上し、工期短縮に役立ちます。
  4. 塗膜剤なので継ぎ目を作らず、施工面積の大小や複雑な納まりにもフレキシブルに対応できます。
*1
シームコートは、ミダスセフティ(株)社で開発された漏油防止用塗膜剤です。

適用分野

受変電設備全般

変圧器、開閉装置、制御盤ほか

事例

GISフランジ部の防水処置(コーキング処置)

GISフランジ接合部から雨水などの水分が浸入すると、内部で錆が進展しガス漏れに至る可能性があります。また、内部に滞留した水分が氷結し絶縁スペーサに過大な応力を加え、クラックが発生する不具合などが報告されています。
この様な不具合を防ぐために、フランジ部を適切な手順でコーキングを行います。

錆・劣化コーキング除去、清掃、脱脂処理→再コーキング→補修塗装

配線ダクトの腐食部修繕

配線ダクト内には制御配線が敷設されており、これらを切り離すと設備運用に多大な影響を及ぼすため、容易に修繕ができない場合があります。
当社では、配線ダクト構造や錆・腐食状況に応じて、制御配線を切り離すことなく修繕を行います。

ダクト部発錆腐食状況の確認→腐食ダクト部の切断→部分再生による溶接・修繕 腐食部のケレンによる除去→SUS板による形成(ビス止め)→雨水浸入防止補修後 ダクトの切断→ダクト部分の溶接→ダクトの再生完了

部品交換

容易に交換可能な部位については、部品交換を計画します。交換の際には、制御配線・配管関係に損傷を与えないように細心の注意を払います。

ダクト発錆腐食部の補修→ダクト部の補修完了→換気口付カバーへの交換 操作箱扉の発錆腐食(穴あき)→箱内部の養生、扉の取外し→扉の新品交換

防雪屋根の修繕

GIS防雪屋根 腐食屋根フレームの取外し フレーム溶接・修繕、再コーキング復旧

全天候型足場設置による施工

天候による施工品質やスケジュールへの影響を最小限にするため、屋根付き足場を設置し、施工することも可能です。

全天候型足場設置による施工(足場) 全天候型足場設置による施工(屋根) 全天候型足場設置による施工(完了)

基礎部の修繕

古くなったコンクリートがもろくなり、角部の欠け・剥離現象が発生しやすくなります。破損した部位を除去し、必要に応じて配筋の補強を行い、モルタル補修を実施します。

経年基礎部の破損 鉄筋の補強 枠型の設置、コンクリート打設 基礎部の補修完成