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Hitachi

株式会社 日立パワーソリューションズ

導入分野

リアルタイム洪水シミュレータ「DioVISTA/FloodSimulator」

防災分野(地方自治体、河川管理者)

予測に基づいた合理的な避難勧告を発令する

予測に基づいた避難勧告

これまでに経験したことのないような大雨が予測されたとき、どの地域に避難勧告を出すべきか、その根拠はどこにあるのか、誰もが判断に戸惑うときこそ、公的機関の合理的で迅速な判断が重大な意味を持ちます。
DioVISTA/FloodSimulatorは、河川水位、浸水地域、浸水深の分布を24時間予測し続けます。予測は、10分に1回自動で更新され、危険な状態が予測される場合にはアラートを発令し、危険地域を地図に重ねて表示します。
DioVISTA/FloodSimulatorの強みは、予測困難な事態が発生した場合でも、その条件を反映したシミュレーションを実施できることです。堤防が決壊した場合、上流のダムを放流する場合など、予測困難な事態が発生した場合でも、その条件をその場で入力し、再度シミュレーションを実施できます。

わかりやすい動画で洪水の危険性を伝える

洪水ハザードマップは、1枚でわかりやすい半面、伝えきれない情報があります。たとえば、堤防が決壊すれば水があっというまに押し寄せ、すぐに避難できなくなるかもしれません。ハザードマップの想定では浸水しないとされた地域でも、異なる想定では浸水するかもしれません。
DioVISTA/FloodSimulatorは、ハザードマップを補完する、わかりやすい動画コンテンツの作成にお使いいただけます。堤防決壊によってあっという間に街に水が広がるようすや、異なる想定の洪水のようすを示すアニメーション動画を作成できます。
DioVISTA/FloodSimulatorの強みは、ソフトウェアに地図が同梱されていることです。地図上をクリックして堤防決壊箇所を設定し、スタートボタンを押すだけでシミュレーションが開始され、結果は地図上に表示します。

損害保険分野(損害保険会社、リスクコンサルタント)

大規模水害の損害を見積もる

想定を超える大規模水害が起きても、個人、企業の損害リスクを確実にカバーする。そのためには、リスクの定量化が不可欠です。
DioVISTA/FloodSimulatorは、100年に1度、1000年に1度程度起こるとされる大雨など、さまざまな確率で発生する降雨による水害をシミュレーションできます。また、堤防の決壊など偶発的に発生する事象についても、多数のシナリオを想定、評価できます。
DioVISTA/FloodSimulatorの強みは、計算速度が速いことです。これによって多数のシナリオの評価を実現しています。

巨大水害の損害

利根川流域における年超過確率1/200の降雨、かつ堤防決壊により想定される首都圏大規模水害

国内・国外の水害リスクを見積もる

企業のグローバル展開に伴い、国内だけでなく国外における水害リスクを見積もることが不可欠になっています。2011年に発生したタイの大規模水害で明らかになったように、水害リスクを把握しておくことは企業経営において重要です。
DioVISTA/FloodSimulatorは、国内だけでなく国外における水害もシミュレーションできます。情報の少ない地域であっても、人工衛星から取得されたデータなどを活用、相対的にリスクの高い地域・低い地域を把握することができます。
DioVISTA/FloodSimulatorの強みは、お客様自身でさまざまなシナリオを作成、編集、評価できることです。これによって、地域の水害リスクをさまざまな観点から評価できます。

[アニメーション]タイ堤防破堤

タイにおける洪水シミュレーション

水害時の事業継続計画(BCP)を支援する

水害にあったとしても、事業への影響を最小化し、事業を継続できる企業経営が求められています。その際、現実に起こりうる水害を想定することが重要です。
DioVISTA/FloodSimulatorは、企業の事業継続計画を立案する際にご活用いただけます。リスクコンサルタントが自らの経験に基づいて、企業の水害対策、復旧計画を立案する際、シミュレーションに基づいた水害を想定することができます。
DioVISTA/FloodSimulatorの強みは、シミュレーションの専門知識がなくても、物件周辺の詳細な地形や構造物を反映したシミュレーションを実施、表示できることです。国内主要都市では、5 mメッシュの地形を利用したシミュレーションが可能なうえ、対象物件周辺の盛土構造物などをお客様自身で入力し、精度を高めることができます。

社会インフラシステム分野(鉄道・道路・電力など)

鉄道施設の水害リスクを把握する

鉄道には、山間地、川、谷など、水害に弱い地点を多数横断する線区が数多くあります。鉄道の安全・確実な運行のためには、水害に弱い地点とその原因を把握し、対策を施すことが重要です。
DioVISTA/FloodSimulatorを応用した「浸水予測情報提供システム」を導入することで、橋梁ケタ下水位を把握することや河川氾濫に対するリスクをシミュレーションできます。

活用方法:浸水情報システム(イメージ)

活用方法:浸水情報システム(イメージ)

建設分野(建設コンサルタント)

ハザードマップを効率的に作成する

多くの自治体で、さまざまに工夫された洪水ハザードマップが作成され、定期的に更新されています。
DioVISTA/FloodSimulatorは、ハザードマップの効率的な作成を支援します。国交省の「浸水想定区域作成マニュアル*」に準拠した、設定、計算が簡単な操作で実現できます。さらに、オプションの「ハザードマップ作成ツール」を利用すれば、計算結果から浸水想定区域図の作成までを一貫してサポートします。

*国土交通省 浸水想定区域作成マニュアル (平成17年6月)

浸水想定区域図作成マニュアルとの比較表

浸水想定区域図作成マニュアルとの比較表
  浸水想定区域図
作成マニュアル
DioVISTA
洪水シミュレータ
氾濫原の分析/設定 @必要な地形条件の精度は50mメッシュを基本とする
A氾濫結果に影響する盛土構造物を考慮する
@数値地図50mメッシュ(標高)データを標準搭載
A盛土やカルバート等の構造物を任意の位置に設定可能
破堤等の条件の設定 @破堤条件は土木研究所の氾濫シミュレーションマニュアルに従う
A堤防決壊に伴う流出量(破堤流量)は、河川水位と堤内地水位と破堤敷高の関係から算出
@堤防決壊点を任意の堤防区間に設定可能
A任意の堤防決壊に伴う流出量(破堤流量)を設定可能
氾濫シミュレーション 計算:2次元不定流計算
(但し、氾濫地形の傾向により他の方法も検討可能)
メッシュサイズ:250m
(但し、必要な精度が得られない場合、メッシュを小さくすることを検討)
計算:2次元不定流計算
メッシュサイズについては、
5m、10m、25m、50m、100m、
250m、500m、1kmに対応

CommonMPで動作するシミュレーションシステムの作成

CommonMPとは、水理・水文・生態などの複合現象を解析するために、異なった機能を持つ要素モデルを一体的に協調・稼働させるためのプラットフォームです。
CommonMP開発実績等を踏まえ、CommonMPおよびCommonMP-GISで動作するシミュレーションシステムの構築業務を支援いたします。

河川水位・氾濫域予測システムの対象河川

河川水位・氾濫域予測システムの対象河川
(a-j: 多摩川支川, A-E: 鶴見川支川)

DioVISTAよりCommonMPに移植した構造

DioVISTAよりCommonMPに移植した構造
(わかりやすさのため河道モデルのみを表示)

研究・教育分野(研究機関、大学、高専など)

災害当時の浸水状況を再現し安全な避難方法を検討する

水害時に安全に避難するためには、水深だけでなく、流速も重要なファクターです。水深が浅くても、流速が速い箇所では歩行が困難となります。
DioVISTAは、水害当時の降雨や堤防決壊状況を入力すると、水害時のようすを再現できます。もちろん、水深だけでなく流速も算出され、水害当時、避難が困難であった箇所を推定することができます。

災害当時の浸水状況

郷土に伝承されている洪水を再現する

郷土の言い伝えとして残っている水害を現代の科学で再現することは、郷土への理解を深めるとともに、防災意識を高める上で大変有効です。
左図は、豊臣秀吉による備中高松城の水攻めをDioVISTA/FloodSimulatorで再現したものです。これは、天正10年(1582年)、豊臣秀吉が今の岡山県岡山市にある高松城を攻略するにあたり、近くを流れる足守川をせき止め、城周辺の広大な地域を浸水させてしまった史実に基づきます。水攻めは自然災害ではありませんが、地域の当時の水害リスクをわかりやすく今に伝える伝承と言えます。

[アニメーション]高松城水攻め

高松城水攻め

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